2012シーズン Jリーグ順位予想

今年は早いところ結論から出しておきましょう
優勝 柏 鹿島 仙台 G大阪(ここまでACL圏内)


横浜FM FC東京 C大阪 名古屋 磐田(ここまで一桁) 



浦和 川崎 清水 大宮 新潟 札幌 (中位〜崖っぷち)


神戸 広島 鳥栖(降格)


の順としました・・非常にお叱りを受けそうな(特に下位は)予想ですがw 多くの識者が鳥栖と札幌は降格、あと1枠は・・という
スタンスのためあえて、といった感じではありますので・・・お目こぼしのほどを


さてここからは去年同様5カテゴリーにわけてざっくりと根拠を。
J2のときと同様、「継続性」と「外国人」が予想のキーポイント。


ACL圏内】 柏 鹿島 仙台 G大阪
基本的にJ1は団子であることにかわりはなく、どこが優勝してもおかしくない。とりわけ外国人の出来に左右されるのがここ数年の
変わらぬ現状であることはいうまでもなく、マルキーニョスケネディレアンドロ・ドミンゲス・・もう少し遡ればワシントンにアラウージョ
常に点取り屋の優良「助っ人」の存在は避けては通れないわけで。


柏はACLと並行だが、常にメンバーを入れ替えながら戦っており成績に関わらずリーグ戦にはさほど影響はないと思われる。
マークが厳しくなったとしても打開できる力がジョルジ・ワグネルレアンドロ・ドミンゲスのにあるのはスーパー杯を見る限り相変わらずで
そこで新加入のリカルド・ロボがフィットしてきたら・・多少の怪我人には動じないはず。築いたベースを更に磨き上げて連覇の可能性十分。


鹿島はオリヴェイラジョルジーニョに監督交代し主力が複数移籍するも、一方でジュニーニョが加入。衰えは否めないとはいえ
一瞬のスピードと打開力は健在。世代交代のまっただ中で若手とベテランの融合次第では、現名古屋のストイコビッチ監督同様、
OB監督がいきなり古巣を上位に導いてもおかしくはないだろう。


仙台はクラブの心臓ともいえるリャン・ヨンギの序盤離脱は苦しいが、それを乗り切れば主力の大半が残留・手倉森監督も続投で
堅守を軸に勝ち点を積み上げて念願のACL圏内フィニッシュは大いにある。ただし、ウィルソンが二桁近くとることが条件。
ただでさえ昨シーズンは総得点数では見劣りしていたのだから・・・


もう1枠はACL初戦の惨敗を見る限りでは「まずくない・・?」と思わせたG大阪だがこちらも鹿島と同様世代交代のまっただ中に
新監督というパターン。序盤はつまづくも気がつけば自力でスルスルと・・という可能性に賭ける。おそらく夏のマーケットで
調子のいい外国人J2から引き抜くだろうし!ヘベルチとかヘベルチとかヘベルチとか・・・


【賞金圏】
ここからはざっくりとw
横浜FMは去年5位、で今年も5位予想。マルキーニョスは加入したものの往年の力が残っているかは微妙なところ。
ただ戦術ベースは監督交代でも継続、大黒・小野と得点の計算できるFWは揃っているため伝統の堅守で今年も踏みとどまれるはず。


FC東京は開幕前の2試合を見る限り面白いサッカーをしているし、また強くなったなという感じがした。ただあの90分走り続ける
攻撃的なサッカーが果たして1年間持つか。ACLと並行・夏場の失速を踏まえてこの位置にしたが去年の柏の再来はあってもおかしくない。


C大阪は非常に迷った。去年の清水のように未知数な部分・・監督・外国人の力量が見えず、主力の海外移籍による複数流出も
シーズン中にありうる。今年はACLの代わりに五輪があるため選手のコンディション維持も難しい・・とはいえ若手中心のクラブは
それを成長と勢いで乗り越える可能性も秘めているわけで・・一昨年のような上位進出とまではいかずとも賞金圏なら。

【中位】
あえて名古屋を8位としたのは「継続性」が「マンネリ化」することの危険性をはらんでいること、ACLとの並行、そして埋まらぬ
控え組との力量差。去年はダニルソンが開幕に間に合わず、今年は小川が開幕戦欠場の見通し。「替えが効かない」選手が多く、
かつその選手が少なくない不安を身体に抱えている現状では悲観的に見すぎたとしてもこの位置とせざるをえない。
今年も優勝争いに加わるのならば、去年でいう磯村君のような「若手の覚醒」が必要だろう。


磐田は監督交代・選手の入れ替えが激しかったのもあって現状維持が精一杯か。前田と駒野が残ったのが幸いだがここ数年同様
怪我人に悩まされる状況が開幕から続くと・・
浦和は落ちるところまで落ちたと言っていい状況から紆余曲折を経て「ミシャ」を招聘し海外組を補強。戦力的に見れば万全だが
1TOPがしっくりきてない印象。ペトロヴィッチ氏のサッカーは独自ゆえ、すぐには結果が出ないことも踏まえるとこの順位。


川崎は最終ラインとFWを主にテコ入れ。レナトジェシのJ経験のない新外国人のフィット次第では上位進出もありうるが
去年の夏場の大失速をどこまで改善できるかというのは現時点では見通しがたたず、失点が改善しきれずにこの位置と予想。


【崖っぷち】
清水は思ったより降格予想にした識者が多くてびっくり。確かに層の薄さ、小野・高原ラインが封じられた時の打開力不足など
根拠として指摘されてた部分には頷けるが、将来性豊かな若手を複数獲得しており彼らの伸び次第でなんとか、といったところか。


大宮は崖っぷちの盟主ということで(褒め言葉)なんだかんだでこの位置に。例年今年の補強は本気、今年こそ!と思わせて
結局絶妙な勝ち点積み上げェ・・という事態に。外国人依存が基本的に強いクラブなので出来次第で上にも下にも行きそうだけど
予想と言われると大宮はやっぱりここ!


新潟は開幕の時点で怪我人が多すぎるのがまず不安。ただでさえ層は厚くないというのに・・大宮同様外国人依存の強いクラブなので
去年二桁得点のブルーノ・ロペスに新加入のミネイロミシェウがきっちり働いてくれれば今年もなんとか、という感じか。


札幌は何となくぎりぎり残る予感がしている。小林監督がJ1初年度の山形を大方の予想を覆して残留させたときのように。
大多数の識者が指摘した「絶対的な戦力差」を若手の伸びと石崎監督の手腕でなんとか埋められるのでは・・という希望的観測込みで。
新潟同様怪我人の多さは気になるが・・・札幌は残留を諦めない。そして、前俊を諦めない。


【降格】
神戸をあえて降格予想としたのは・・たしかに大補強をしました。各ポジションに軸となる選手が加入しました。しかしそれは
パスサッカー・攻撃的至高のクラブからの移籍選手で占められ、堅守速攻ベースの神戸にフィットできるかという懸念。
そして30前後の選手の補強が多かったこと。一つ間違えば補強が仇になる可能性を秘めている。それらを考慮してのこと。


広島を降格予想としたのは識者が指摘していたことに同調。具体的には、前任者・・ペトロヴィッチ氏の戦術が特殊で後任の
森保氏もベースにしているものの、それが継続出来るかと言う懸念。もう一つは資金難もあって補強が限られたことで李の穴を
埋めきれるのか?という数字上の不安。また代表召集でただでさえ層の薄いDFラインになることを考えて・・・


鳥栖は昇格に貢献した主力の怪我人が多く、J2得点王を手土産に戻って来た豊田一人ではどうにもならないのではという
大方の予想とたがわぬ予想に。層の薄いところに怪我人が重なって補強もままならず・・というのは降格クラブに多いパターンであり
特にJ2から上がってきたクラブが1年で即Uターンというのが半分近くを占めてる現状を踏まえると・・どこまでやれるか。
でも予想する限りは18番目とせざるをえない、というのが正直なところ。